お米アレルギーの原因と対策@一生ごはんが食べられないの?
日本人でお米アレルギーになってしまうと、毎日の食生活が本当に大変ですよね。
生まれつきアレルギーの場合が多いですが、大人になってから突然お米を食べてアレルギーが出てしまう人も増えています。
日本人の主食であるお米でアレルギーが出ると、じゃあ一生ごはんが食べられないの?って不安になりますよね。
このサイトでは美味しいお米をご紹介していますので、お米アレルギーの原因と対策の情報をシェアしたいと思います。
お米アレルギーの原因は?
お米アレルギーの原因は、お米そのものに原因がある場合と、お米が栽培される環境で使われるものに原因がある場合があります。
アレルギーは、人間が原因となる食べ物に含まれるタンパク質を分解できない場合、それを異物として反応してしまいアレルギーが発生します。
なのでお米が原因の場合は、お米に含まれるタンパク質が分解できない人がお米アレルギーになってしまうというわけです。
最近のお米がモチ米の性質をもつモッチリ感があるものがほとんどで、モチ米はアミロペクチンというデンプン質を持っています。このアミロペクチンは網のように強くつながった強固な構造をしていて、タンパク質を強く包んでしまいます。
そのためアミロペクチンを分解できない人はタンパク質も分解されないので、それを異物(細菌、ウイルスなど)と勘違いした体がアレルギー反応を起こしてしまうのです。
お米アレルギーの対策
もしお米アレルギーが起こる原因がアミロペクチンが分解できないことなら、単純な構造のアミロースというデンプン質を持つウルチ米なら大丈夫な可能性があります。
お米の品種でいえば、モチ米の性質を持ちアミロペクチンが多いのがコシヒカリ、うるち米の性質を持ちアミロペクチンが少ないのがササニシキになります。
なのでお米アレルギーで困っているなら、ササニシキの方がよりアレルギーが起きにくいと考えられます。
他にもタンパク質が少ない特別なお米がありますので、そちらを試してみるといいかもしれません。
残留農薬や肥料がアレルギーの原因の可能性も
お米のタンパク質が直接的なアレルギーの原因ではなかった場合、お米の栽培時に使った農薬が分解されずに残留し、それがお米のタンパク質と結合して異常タンパク質になり、それがアレルゲンになっているのかもしれません。
他にもお米の有機栽培で使用した肥料に、アレルギーを持っているものが含まれていた可能性もあります。
このアレルギーへの対策としては、無農薬無施肥で育てられたお米なら、アレルギーが起こらない可能性があります
また残留農薬は精米で取り除く部分に多く含まれますので、玄米食は止めたほうがいいかもしれませんね。
アレルギー用のお米とは
お米のタンパク質がアレルギーの原因になっている場合、低グルテリン米が適しています。
低グルテリン米で有名なのは春陽で、普通のお米と比べて料金的にそこまで高くないので、よかったら試してみてください。